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映画『犬と私の10の約束』のあらすじと感想!不可解なセリフやシーンをまとめてみた

映画『犬と私の10の約束』のあらすじと感想!不可解なセリフやシーンをまとめてみた

 

動物が登場する映画には今までいろいろと泣かされてきましたが、「観るんじゃなかった・・・」と後悔の涙を流したのは、この映画『犬と私の10の約束』が初めてと言ってもいいかもしれません。

『犬と私の10の約束』という映画は、2008年に公開された日本映画ですが、わたしはこの映画をNETFLIXという動画配信アプリで視聴しました。
“犬と少女のかけがえのない10年間を描く感動作”という触れ込みだったので、動物好きのわたしは感動の涙を期待して観たわけですが・・・
結果として後悔の涙を流すハメになったのでした。

今回は、映画『犬と私の10の約束』のあらすじと感想をとくに不可解なセリフやシーンと一緒にまとめてみたいと思います。

 

 

映画『犬と私の10の約束』のあらすじ

映画の冒頭で、「はじめに神は人間を作り給うた そして人間がかくも弱いのを見て 神は人間に犬を与え給うた」という、動物学者アルフォンス・トゥスネルの言葉が紹介されます。

物語の始まりは北海道の函館から。
14歳の少女・あかり(福田麻由子)は、母(高島礼子)と外科医の父(豊川悦司)との3人暮らし。
ギタリストを目指す同級生の少年・星進(佐藤祥太)と一緒に帰宅している途中、浜辺で散歩中の犬に遭遇。
あかりは「犬を飼ってみたい」という思いを募らせます。

ある日、あかりが帰宅すると、母の姿はなく、庭の洗濯物はそのまま。
そこで、庭に出て洗濯物を取り込んでいると、小さな子犬が顔を出しました。
子犬を追いかけるあかりですが、見失ってしまい、そこにちょうど電話がかかってきます。
電話は病院に勤めている父からで、あかりの母が家で倒れて父の病院に運ばれてきたとのこと。

病院では、母が自分の病状についてあまり思わしくないことを悟っている様子。
その間、あかりの庭から外に出た子犬は、ゴミ集積所でさまよっています。

そして翌日、あかりは母が入院する病院へ。

あかり「昨日、庭に子犬がいたんだよ」
母「えっ?それで?」
あかり「逃げちゃった」
母「そう、仕方ないねー」
あかり「飼いたかったな~」
母「ペットショップで買おうか?」
あかり「あの子がいい」
母「あかりにおうちのこといろいろと教えておかないといけないね」

このシーンは今の時点ではまだ不可解なシーンとは言えませんが、後からじわじわとボディブローのように効いてきます。

そして何日か過ぎ・・・
あかりと父が朝食をとっているとき、またあの子犬が庭をさまよっているのを発見。
追いかけるうちに子犬は開け放ったリビング窓から家の中に入り込みます。

そしておそらく翌日。
毛布でくるんだ子犬を抱っこして病院へ来たあかり。

あかり「お母さん」
母「おはよう」
あかり「おはよう」
母「うれしそうね なんかあったの?」
あかり「うん ジャーン!うちで飼うことにしたの」
母「そう」
あかり「飼っていいよね?」
母「お父さんにはわたしから言っとく」

病院の中庭のシーンに移ります。
「お母さん、名前どうしようかな?」
「靴下はいてるから、“ソックス”にしない?」

こうして子犬の名前はソックスに決まりました。

そして続けて母は、犬を飼うときには犬と10の約束をしなければならないということを教えました。

その10の約束とは、以下になります。

  • 私の話をがまん強く聞いてくださいね
  • 私を信じて私はいつもあなたの味方です
  • 私とたくさん遊んで
  • 私にも心があることを忘れないで
  • ケンカはやめようね 本気になったら私が勝っちゃうよ
  • 言うことを聞かないときは理由があります
  • あなたには学校もあるし友達もいるよね でも私にはあなたしかいません
  • 私が年をとっても仲良くしてください
  • 私は十年くらいしか生きられません だから一緒にいる時間を大切にしようね
  • あなたとすごした時間を忘れません 私が死ぬとき おねがいします そばにいてね

これは、犬の立場から飼い主にしてほしいことを10の項目にまとめた、作者不詳の短編詩「犬の十戒」です。

その後、一時退院した母は、「あかりをよろしくね」とあかりの父に言い残し、再び入院した病院で亡くなってしまいます。

あかりは母を亡くした悲しみで2日間もの間、ベッドでうつぶせ寝。
やっと起きてきたあかりですが、悲しみのあまり首が回らない状態になってしまいます。

そして、ソックスと浜辺に散歩に出かけるあかり。
ソックスの視線の先には、同じゴールデンレトリバーの親子と飼い主の男性の姿が。

あかり「ソックスはお母さんいないんだね わたしがいるからいいじゃない、ね」
飼い主の男性「おっきくなったね」
あかり「知ってるんですか?」
飼い主の男性「うん、君のお母さんがね、犬を飼いたがっていたのを聞いてたから、その子を引き取ってもらったんだよ」
あかり「しらなかった」

そう、ソックスはあかりの母が家で倒れた日に、ゴールデンレトリバー親子の飼い主から母が譲り受けてきた子犬だったのです。

ソックスは「あっち向いてホイ」が大得意で、この遊びをしているときにあかりの首が元通りに治ります。

その後、あかりの父は助教授に就任、函館を離れて札幌の病院に転任することに。
住むところになる大学病院の寮はペット禁止だったので、あかりは仕方なく友だちの進(佐藤祥太)にソックスを預けることにします。
あかり「会いにくるからね」

そして、引越し当日。
あかり「ソックスをお願いします」

進に預けるとき、あかりはソックスの首輪に新しい電話番号を書きます。
あかり「すぐに迎えに来るからね」

進はクラシックギターの勉強のために留学することが決まり、明日パリに出発するという連絡が入ります。

進(ポケベル)「あしたパりにしゅっぱつします ほしすすむ」

あかり「明日!?」

犬のことを心配すると思いきや・・・

あかり「お父さん」
父「今日は夜更かしだね~斎藤あかりさんは~」
あかり「星くんが!明日パリに行っちゃう」
父「あー、進くん、留学するって言ってたっけ」
あかり「約束してたから見送りに行きたい」
父「いいよ 明日ちょうど休みだし (バイクで)一緒に行くか~?」
あかり「ほんとに!?」

あかりはパリへ発つ進を見送るために父とともにバイクで空港に向かいますが、その途中で父の携帯に入院患者の容体急変の連絡が。
父は病院に向かうことになり、あかりはタクシーで空港に向かうことになります。

あかりが空港に着いた頃にはすでに進の姿はなく、空港の壁にはノートに書かれたメモが。
進(メモ)「あかりちゃんへ 待ってたよ。時間だから行くね。星進」

ソックスは進の家の前にリードでつながれたまま待っていましたが、リードが外れて逃げ出します。

手術は無事成功しましたが、父は病院に辞表を提出。
父「こんな簡単なオペのために、大事な家族を傷つけました」

雨の中、道路を歩いているソックス。
入居者募集中の看板が出ている元の家にたどり着きますが、誰もいなかったため近くの市電に乗り込んでしまいます。

父が帰宅すると、あかりは約束を破った父に対して怒った様子でソファに寝そべっています。
そこにソックスを保護した市電の運営会社から電話が。
父「はい、ええ、分かりました、はい あかり、出かけるよ ソックスに会えるぞ」

保護された先でソックスに会えたあかりはとても喜びます。
あかり「ソックス~元気だった?」

あかりと父はソックスを連れて帰り、またこのメンバーで暮らすことを誓います。
父「ソックスはペットじゃないもんな 家族だもんな またこのメンバーで暮らそう」

病院を辞めた父は、函館にある元の家を買い戻し、家を改築。
病院を開業します。

ここから再びソックスと一緒の暮らしが始まります。

それから7年が経ち、獣医学部に進学したあかり(田中麗奈)は、パリから帰国して日本でギターリサイタルを開くことになった進(加瀬亮)と再会。
友だち(池脇千鶴)に引っ張られるようにして楽屋にあいさつに行きます。

あかり「星くん」
進「あかりちゃん?」
あかり「うん」
進「え?どうして?久しぶり!」
あかり「おめでとう」
進「ありがとう 座って」
あかり「星くん変わったね」
進「あかりちゃん、10年ぶりかな」
あかり「うん。あのとき、見送り行けなくてごめんね」
進「待ってたんだよ」
あかり「うん、書いてあった ノートに」
進「え?来てくれたんだ?」
あかり「うん、でも間に合わなくて 怒ってる?」
進「怒ってないよ全然 もう忘れてた」

(このとき、預けたソックスの話題については一切触れられず、犬見たさで観ているこちらとしてはかなりの違和感が。
見送りに間に合わなかったことを今初めて謝っているということは、ソックスが進の家から逃げ出して市電で保護された上、あかりの元に戻ったことなど、お互いが知らなかったということでしょうか?
とにかく不自然すぎるやり取りです。)

あかりと進はやがて恋に落ちます。

そして大学の卒業式の朝。
母の形見の袴を着たあかりですが、ソックスがじゃれてきたときに袴を汚してしまいます。
あかり「ソックスのバカ!」

卒業式の後、友だちにあかりがもらした一言。
あかり「犬飼ってると、生活が狭くなる」
友だち「家族と同じじゃない?」
あかり「家族だったら言葉が通じるけど・・・」

父がソックスに自分のおつまみのウインナーを与えているところ、あかりが帰宅。
あかり「ただいまー。あ、なんで家にあげてんの~?」
父「ちょっと元気なかったからさぁ」
あかり「甘やかさないでよー」

窓を開けて外を指さしながら
あかり「ハウス!」
あかり「ハウス!!」
あかり「ハ・ウ・ス!!!」
窓をぴたりと閉めてカーテンをぴしゃっ。

あかりの機嫌が悪い理由は、母の形見である袴をソックスに汚されたから。
父「どうしたんだよ。ソックスと何かあったのか?」
あかり「これ!見てよー。ソックスが汚したんだよ~」
父「まぁ、それぐらいでカリカリするな」
あかり「それぐらいって・・・」
父「だってさー、ソックスにはお前しかいないんだから」
あかり「わたし、ソックスのおかげでいろんなこと我慢してきた これ以上、首輪をつけられるのは嫌なの!」

そんな状態のときにあかりの携帯が鳴ります。
あかり「もしもし、星くん?元気?」
映し出されるソックスの寂しそうな姿。
電話でキャピキャピと話しているあかりの声をソックスはどんな思いで聞いているのでしょう?

大学を卒業したあかりは、子どもの頃から憧れていた獣医師になり、旭山動物園に就職します。
函館を離れて旭川で一人暮らしを始めたあかりは、新しい生活を送るうちにソックスのことを忘れがちに。

そんな中、あかりは、進が交通事故に遭って指のリハビリがうまくいっていないことを知ります。
ショックで部屋に引きこもっている進を見て、あかりはソックスを進の家に預けることにします。
進の家から帰ってきたソックスは、足腰が弱くなって階段も上れない状態に。

あかりと進が出会ってから10年。
ソックスも高齢になり、ある日、あかりにソックス危篤の電話が入ります。
あかりはソックスのもとに駆けつけますが・・・

 

 

映画『犬と私の10の約束』の感想

この作品には原作本があるようですが、わたしは読んだことがありません。
なので、あくまで映画を観た感想ということになりますが、上記のあらすじでいくつか指摘したように、ところどころに「おかしいぞ?」というシーンが何度か登場します。

まず、1つめは、母が子犬を譲り受けたことをあかりに一切言わない点。
子犬を譲り受けた日に自分が倒れて病院に運ばれてしまったら、普通なら真っ先に子犬がどうなったのか心配してたずねると思うのですが、それが全くありません。

倒れた直後に言いそびれてしまったとしても、あかりが庭で子犬を見たことを話したときなどにでも話す機会はいくらでもあったはず。
しかも、子犬がいなくなってしまったことをあかりが話すと、ペットショップで購入しようかと言う始末。
「え?じゃあ、あの子犬はどうなってしまうの?」誰もが感じたことでしょう。

それから、2つめは、進がパリに出発することを聞いたあかりの言動。
ソックスを預かってもらっている進がパリに行ってしまうというのに、ソックスについて何も触れないのはおかしいですよね。

  • 進がいなくなったらソックスはどうなるのか?
  • 引き続き預かってもらえるのか?

ソックスのことが心配になるのが普通だと思います。
ですが、ソックスのことなど全く気にも留めていないのか、空港まで出かけたのにソックスに会おうともせず帰宅するなど、不可解極まりありません。
空港と進の家の距離感が分からないので何とも言えませんが、必ず会いに来ると約束したわりに一度も会いに行かないのが不思議でたまりません。
もはやソックスを捨てたとしか言えないかと。

ほかにも不愉快に思ったシーンを挙げればキリがないですが、とくにおかしかったシーンを2つに絞ってご紹介しました。
演じている役者さんたちもよく違和感なく演じられたものだと驚きます。

わたしはとても感情移入しやすいのですが、この映画『犬と私の10の約束』だけは登場人物の誰一人にも感情移入できませんでした。
映画を観終わってから、Yahoo!映画で評価レビューを見てみると、案の定ひどいですね・・・

動物が好きな人が観る映画だと思ったのですが、動物が好きな人ほど心が痛くなる映画だと感じてしまいました。
脚本や演出次第ではもっと良い映画になったのではないかと思うと残念です。

「犬の十戒」が本編のあらすじに全く絡んでこないのも違和感があり、最初と最後だけお情け程度にちょろっと出てきたことも不自然すぎます。
とにかく犬との絡みがほとんどないので、犬の物語というよりは低レベルなホームドラマという感じです。
いや、ホームドラマのほうが筋道が通っていますかね。

ただ一つ、良かったことはと言えば、ソックスの役をした犬たちが可愛かったこと。
もっと良い映画に出してもらえるとうれしいです。

 

 

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