
毎年1回、幼稚園や小学校から配布される、シラミに関するプリント。
内容は、頭髪に寄生する害虫、アタマジラミの生態と発生原因、駆除方法と感染予防についてなどですが、いつもザッと目を通すだけで大して気にも留めていなかったんですよね。
ですが、我が家もとうとうシラミに悩まされることになってしまい・・・
今回は、子供たちの頭髪にしぶとくしがみついて離れなかった、シラミとシラミの卵の写真を公開!
パッと見、フケとの違いが分かりにくいシラミですが、卵と抜け殻にはフケとは違う特徴があることが分かりました。
シラミとシラミの卵の写真とともに、フケとの見分け方についてもお伝えしますね!
シラミとは?成虫はどんな姿をしているの?駆除したシラミ写真を公開!
シラミと一口に言っても、その種類は500種類にも上るそうですが、その中で人間に寄生するシラミは以下の3種類。
- アタマジラミ
- ケジラミ
- コロモジラミ
今回、子供たちの頭髪に発生したのは、アタマジラミという種類のシラミです。
頭髪に寄生するシラミ=アタマジラミ、ということなので、分かりやすいネーミングですよね。
このアタマジラミ、成虫は一体どういう姿をしているのかというと、体長はわずか2~4mmと小さく、頭髪をかき分けて目を凝らして見ないと分からないほど目立ちません。
出典:http://www.kincho.co.jp/gaichu/sirami_q.html
こんな姿の害虫が頭髪に寄生して卵を産みながら繁殖していくのかと思うと、本当にゾッとしますよね・・・
すでに卵を産み付けられている子供たちの頭髪をシラミ駆除用のシャンプーに付属していた“くし”でとかしてみると、くしの目の間にこんな感じでアタマジラミが挟まっていました!
※ちなみに、くしの付け根の間に挟まっている小さなゴミのようなものが、シラミの卵や抜け殻になります。
アタマジラミを捕獲してみると、小さい手足をバタバタさせてもぞもぞと動き回ります。
ですが、シラミは人間から離れてしまうと、運動能力が低いため、素早く逃げるようなことはできません。
羽もないので、飛ぶこともできないんですよ。
しかも、吸血ができなくなると2~3日で死んでしまうというので、本当に人間に寄生しないと生きていけない害虫なんです。
シラミの卵はどんなふうに産み付けられる?寄生中の頭髪写真を公開!
さて、アタマジラミが頭髪に産み付ける卵は、一体どんなふうに産み付けられているのでしょう?
子供たちの頭髪を見てみると、こんな感じで肉眼でも分かるくらい、産み付けられているシラミの卵が見えました。
でも、「シラミがいる!」ということを前提に意識して見てみないと、本当にフケかゴミか分からないくらい見分けがつきません。
このアタマジラミの卵ですが、髪の毛を振ったりしたくらいでは全く取れません。
なぜなら、アタマジラミの卵は、セメントのような硬い物質で髪の毛にしっかりと固定されているからです。
そのため、指でつまんで取ろうと思ってもなかなか取ることができないんです。
アタマジラミが髪の毛に付着している様子を拡大した写真がこちら。
出典:http://www.kincho.co.jp/gaichu/sirami_q.html
爪と爪でつまんで、髪の毛をツーッと滑らせるようにすると、なんとか取ることができます。
でも、シラミの卵を一番簡単に駆除できる道具は、ニットフリーコームというシラミ駆除専用の“くし”ですね。
スミスリンシャンプーやアースシラミとりシャンプーなど、市販のシラミ駆除用シャンプーにもシラミ駆除のくしは付属していますが、そのくしで取りきれなかった卵も、ニットフリーコームだとキレイに取ることができるので、家庭にひとつ備えておけば安心だと思います。
シラミの卵と抜け殻、フケの見分け方は?
冒頭で、シラミの卵と抜け殻やフケが見分けにくいとお話ししましたが、シラミの卵の産み付けられ方が分かってしまえばもうこっちのものです。
ポイントは、アタマジラミの卵は、セメントのような硬い物質で髪の毛にしっかりと固定されているということ。
つまり、髪の毛に固定されておらず、髪の毛を振ったりすればポロポロと落ちてしまうものはフケだということです。
ちなみに、アタマジラミがふ化した後の抜け殻も、しっかりと髪の毛に固定されたままなので、髪の毛を振っても落ちてはきません。
大きさ | 色 | 場所 | 付き方 | |
---|---|---|---|---|
シラミの卵 | 約0.5mm | 灰白色 |
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シラミの卵の抜け殻 | 卵同様 | 灰白色から茶色や黒色へと変化 | 卵同様 | 卵同様 |
フケ | 小さいものから大きいものまで個人差あり | 白っぽい | 頭髪全体 | 髪の毛を振ると落ちる |
頭髪についている白っぽいものが、シラミの卵なのかフケなのか、簡単に判別したい場合は、シラミの卵らしきものを指でつまんでみるのが一番です。
指で引っ張って取ろうと思っても、髪の毛にこびりついて全く取れない場合は、シラミの卵か抜け殻の可能性が高いでしょう。
ちなみに、ふ化する前の卵は、爪でつぶすとプチッという感覚がありますが、抜け殻の場合はそういう手ごたえがありません。
まとめ
今回は、アタマジラミが大発生する前に発見&駆除ができましたが、いつ何時、また発生するか予測ができないのがシラミ問題です。
この経験で、シラミについての知識はしっかり身に付いたので、ニットフリーコームを定期的に使用しながら、シラミの発生予防に努めたいと思います!